まぶたがピクピクするのは病気?原因と治療法|どこでもドクター

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突然まぶたがピクピクするという経験をしたことはないでしょうか?

「まぶたがけいれんする」、「まぶたがピクピクする」と訴える方の多くは眼瞼がんけんミオキミアです。

その他に、眼瞼けいれんと呼ばれる病気でもまぶたがピクピクすることがあります。眼瞼けいれんでは多彩な症状が起こります。

ここでは眼科外来でよく遭遇する以下の病気について見ていきます。

眼瞼がんけんミオキミア

眼瞼ミオキミアは、上まぶたまたは下まぶたの一部がピクピクする状態です。通常は片側に起こります。眼瞼けいれんと違い自覚症状は軽く、開瞼かいけん閉瞼へいけんは障害されません。

ミオキミアでは、筋線維束攣縮きんせんいそくれんしゅくの群発によってまぶたが無意識のうちにさざ波状に収縮します。不規則で持続時間が長いのが特徴です。

1.原因

疲労やストレス、睡眠不足などが誘因になるといわれています。

2.治療

数日から数週間で自然に治まります。

ただし、ミオキミアは脳腫瘍や神経変性疾患が原因で起こることもあるので、なかなか治らない場合や他の症状を伴う場合は内科を受診しましょう。

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眼瞼がんけんけいれん

眼瞼けいれんとは、閉瞼に関わる筋肉の過度な収縮により無意識のうちに閉瞼が生じる状態です。まばたきの制御異常ともいえます。

初期のころは目の不快感を訴え、まばたきの回数が多くなり、時にまぶしさを感じます。軽症の場合、まぶしさしか症状がないこともあります。症状は多彩ですが、その中でも眉毛の下降は特徴的です。

典型的には、まぶしい、目が開かない、まぶたが下がる、涙が出る、頭痛、耳鳴りなどの症状がみられ、また半数近くの方が目の乾きを訴えます。そのためドライアイと間違われて治療されていることがよくあり、この場合はドライアイの治療がなかなか奏功しません。

眼瞼けいれんは本態性と続発性に分けられます。続発性には症候性と薬剤性があります。

1.本態性眼瞼けいれん

両側性で中高年の女性に多く、疲労やストレスで増悪します。長期間放置していると悪化し、働くことや車を運転することさえできなくなる可能性があるので要注意です。

①原因

本態性という名前の通り、他の異常が原因となっていないものをいいます。大脳基底核の障害が病因ではないかと推定されていますが、はっきりしていません。

けいれんがその他の顔面筋や、さらには頚部筋にまで広がるものをMeige症候群と呼びます。このMeige症候群は局所ジストニアの一種なので、本態性眼瞼けいれんもジストニアの一種ではないかという説もあります。ジストニアとは、体のいくつかの筋肉が無意識に収縮しゆがみや捻じれが生じるものです。

②治療

本態性眼瞼けいれんの治療には、ボツリヌス毒素の注射と、抗けいれん薬や抗コリン薬、抗不安薬などの内服があります。

ボツリヌス毒素はボツリヌス菌により産生される神経毒素です。眼瞼けいれんだけでなく、片側顔面けいれんや痙性斜頸けいせいしゃけい、小児脳性麻痺患者における下肢痙縮かしけいしゅくに伴う尖足せんそくなどの治療にも使われています。ボツリヌス注射は筋肉を麻痺させるものですが、効果は一時的なので3、4か月毎の注射が必要です。副作用として、眼瞼下垂や閉瞼不全が起こることあります。

このボツリヌス療法は眼科ならどこでも行っているわけではありませんが、まずはお近くの眼科を受診してみましょう。

2.症候性眼瞼けいれん

症候性とはある病気が原因となって症状が引き起こされることを意味します。症候性眼瞼けいれんの原因には次のようなものがあります。

①原因

パーキンソン病や進行性核上性麻痺、脳梗塞などが原因となります。

パーキンソン病は、線条体のドパミン低下とアセチルコリンの増加が原因と考えられています。

②治療

原因となっている病気の治療が必要です。

3.薬剤性眼瞼けいれん

薬剤の内服が原因でまぶたのけいれんが起こることがあります。特に40歳以下でみられる眼瞼けいれんでは、この薬剤性によるものが考えられます。

①原因

抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬の内服です。これらの薬剤を内服していて眼瞼けいれんが生じた場合には、薬剤性眼瞼けいれんの可能性があります。日本では諸外国に比べ抗不安薬の処方が多いので注意が必要です。

②治療

まずは原因と考えられる薬剤の中止が最優先です。主治医に相談しましょう。

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片顔性顔面へんがんせいがんめんけいれん

顔面けいれんは、まぶたのけいれんに頬部きょうぶ口角部こうかくぶのけいれんが伴ったものです。名前の通りほとんどが片側性で、右側より左側に多く起こります。中高年の女性に多くみられます。

1.原因

片側の顔面神経が脳幹から出るところで血管と接触し、異常興奮を起こすことが原因です。顔面神経が腫瘍や動脈瘤どうみゃくりゅうにより圧迫されていることもあるので要注意です。

2.治療

ボツリヌス毒素の注射や手術が行われています。

ボツリヌスの効果は一時的で、3、4か月毎の注射が必要になります。このボツリヌス療法は眼科ならどこでも行っているわけではありませんが、まずはお近くの眼科や神経内科、脳神経外科を受診してみましょう。

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