目の奥が痛い原因は?よくある病気とは|どこでもドクター

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人によって表現は異なりますが、目の奥が痛いというような症状の患者さんはよくいらっしゃいます。

「目の奥が痛い」、「目の中の方が痛い」、「こめかみや目の奥の辺りが痛い」、「目の奥から頭のてっぺんまで痛い」など訴えはさまざまです。

ここでは眼科外来でよく遭遇する以下の病気について見ていきます。

なお、この他にも緊張性頭痛や群発頭痛、副鼻腔炎、脳腫瘍なども原因になることがあります。

眼精疲労がんせいひろう

眼精疲労とは目や全身の異常で引き起こされる目の疲れで、目の痛みや頭痛などの症状を伴います。

1.原因

屈折異常、老視、眼位・眼筋異常、ドライアイなどが原因になります。また、最近増加しているVDT症候群でも眼精疲労が起こります。

最も多いのは、屈折異常(近視や遠視、乱視)や老視(俗にいう老眼)に対して適切な眼鏡が使われていないことです。眼鏡やコンタクトレンズが目に合っていなかったり、無理に裸眼で物を見ていたりすると、ピント調節の役割を持つ毛様体筋もうようたいきんという筋肉に負担がかかり、次第に近くにピントが合わなくなります。その結果、目が疲れる、目の奥が痛い、見えにくい、といった症状が出てきます。

2.治療

自分の目の度数に合った眼鏡を使用することが大切です。特に老視がひどくなる中年以降は、見たい物の距離に合わせて眼鏡を使い分けることが必要になります。

左右の目の度数に差がある場合や、強い近視や乱視がある場合は、眼鏡よりもコンタクトレンズを使った方がいいことがあります。

目の筋肉をほぐして血流を良くするために目を温めたり、ビタミンの点眼や内服を行ったりすることもあります。

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片頭痛へんずつう

片頭痛は発作性に頭痛を繰り返す疾患です。目の奥が痛いという患者さんもいます。

10代、20代の若い時期から起こり、男性よりも女性に多くみられます。命にかかわるような病気ではありませんが、日常生活への影響は大きいとされています。

片頭痛という名前の通り、片側性でズキズキと脈打つような拍動性の頭痛が典型的ですが、両側性や非拍動性の場合も多くあります。

片頭痛では、閃輝暗点せんきあんてんと呼ばれる前兆現象が起こることがあります。閃輝暗点ではジグザグ様の光が視野の中心から周囲に広がるように見え、数分から数十分続きます。これは脳の血管が一時的にけいれんすることが原因です。

1.原因

片頭痛の起こるメカニズムには諸説あり完全には解明されていません。疲労やストレス、睡眠不足、睡眠過多などが誘因になり、女性では月経とも関連しています。

2.治療

片頭痛の治療には頭痛発作の症状を和らげる急性期治療と、頭痛発作を予防する予防的治療があります。

急性期治療では、鎮痛剤として軽度の頭痛発作には非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)、中等度から重症の発作にはトリプタン製剤を用いることが多くなっています。また片頭痛に悪心、嘔吐を伴う際には制吐薬も併用されます。

発作の頻度が高い場合、既往や副作用により鎮痛剤が使えない場合には予防的治療も行われます。予防薬には抗てんかん薬や抗うつ薬などがあります。

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緑内障発作りょくないしょうほっさ

緑内障発作は失明につながる非常に恐ろしい病気です。緑内障発作では急激な眼圧がんあつ上昇が起こります。眼圧の高い状態が続くと、視神経が障害されて視野しや欠損を生じ、さらに進行すると失明に至ります。この視神経の障害は一度生じると二度と治らないので、できるだけ早く治療することが大切です。

緑内障発作では充血や目のかすみ、目の痛みだけでなく、眼圧上昇により頭痛や吐き気などの症状も起こります。

1.原因

相対的瞳孔ブロックとプラトー虹彩こうさいが病態として知られています。ほとんどは相対的瞳孔ブロックによるもので、主な機序は以下の通りです。

相対的瞳孔ブロックとは、水晶体すいしょうたい前面と虹彩裏面との間で房水の流れがブロックされることをいいます。瞳孔ブロックが起こると、後房圧の上昇により虹彩が膨隆し房水の出口である線維柱帯せんいちゅうたいを塞いでしまうため、急激な眼圧上昇が起こります。

2.治療

救急疾患なので休日や夜中であっても、大学病院など救急外来をやっている眼科を探して受診してください。早期に適切な治療を行わないと視神経に不可逆的なダメージを与えてしまいます。

治療は原因となっている瞳孔ブロックを解除し、眼圧を正常に戻すことです。まずは点眼や点滴で治療しますが、レーザー治療や手術が必要になることもあります。

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脳血管障害

脳梗塞のうこうそくでは特徴的な症状として、呂律ろれつが回らない、記憶障害、視野異常、平衡感覚へいこうかんかくの異常、手足の麻痺まひなどが起こります。これらの症状があれば分かりやすいですが、頭痛や目の奥の痛みのみが起こる場合もあります。

くも膜下出血では今まで経験したことのないような強い頭痛、目の奥の痛みが起こります。また、しばしば激しい嘔気を催します。

1.原因

脳梗塞は脳の血管が詰まることによって起こります。高血圧や糖尿病、高脂血症などによる動脈硬化が原因です。また、心臓にできた血栓が脳の血管に詰まってしまうこともあります。

くも膜下出血の原因の多くは、脳動脈瘤のうどうみゃくりゅうの破裂です。脳動脈瘤自体も頭痛を引き起こす原因になります。

2.治療

治療がうまくいくゴールデンタイムがあるので、できるだけ早く内科、または脳神経外科を受診してください。救急疾患なので時間外の場合には救急科を受診しましょう。

脳血管障害のリスクを減らすためには、高血圧や糖尿病、高脂血症といった病気を早期に見つけ、きちんとした治療を継続することが大切です。

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視神経炎ししんけいえん

視神経炎の炎症により片眼または両眼の急な視力低下が起こります。視野異常や色覚異常しきかくいじょうを自覚することもあります。

視神経炎では視力低下が起こる前に、目の奥の痛みや目を動かした時の痛みを感じることがあります。

1.原因

原因は不明です。ウイルス感染や自己抗体が関係していると考えられています。

2.治療

自然治癒の可能性がある病気ですが、ステロイド療法を行うこともあります。

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