Vol.5 流涙症 ~涙が排出できない涙道閉塞~|どこでもドクター

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vol.5

流涙症
~涙が排出できない涙道閉塞~

執筆:宮久保純子 医師

専門ドクターによるお役立ちコラム

今回は涙の話だよ!

悲しくないのに目からあふれ出る

目が潤んで視界がぼやける。涙があふれ出る。そんな症状を「流涙症」といいます。その原因の1つが涙道閉塞です。涙は、目の表面を潤した後、目頭の上下にある涙点から吸い込まれ、涙小管、涙のう(涙嚢)、鼻涙管を通って鼻腔に流れます。この排出路が塞がり涙が目にたまってしまうのです。涙道内腔の狭いところに老廃物が蓄積して次第に塞がるほか、結膜炎などの波及や抗がん剤の副作用、蓄膿症手術の副作用、外傷などでも生じます。

涙道閉塞の治療法は?

涙道閉塞は、涙管洗浄検査で確認します。涙道に水を流す検査で、眼科の外来で簡単にできます。点眼や飲み薬などでは治りません。主な治療法は、ブジーという金属の棒を用いて閉塞部位を開通させ、涙管チューブを挿入・留置するものです。最近は、極細の涙道内視鏡で涙道内を観察しながら再開通させる治療法も開発されました。

涙道が閉塞してからの期間が長いと、チューブ留置では治療が難しかったり、閉塞部位によっては涙道内に膿が溜まって炎症を起こしてしまうことがあります。こうした場合は、涙のう鼻腔ふん合術というもっと大きな手術をしなくてはなりません。「たかが涙」と考えず、早めに眼科を受診することが大切です。

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