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Vol.2

日本における子供のアトピーの原因って?
ママに知ってほしい、アトピー性皮膚炎 その1

執筆:小林智子 医師

専門ドクターによるお役立ちコラム

アトピーの原因って?

アトピーとは?

子供をアトピーから守りたい、そう思っている親御さんは多いと思います。もともとアトピーは、「増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹でアトピー性素因をもつもの」と定義づけされています。アトピー性素因には、「アレルギー体質」と「乾燥肌体質」が関係してきます。

「体質」と言うと、生まれつきのもの、というイメージがあるかもしれませんが、遺伝子レベルの原因である人とそうでない人がおり、すべてが解明されているわけではありません。遺伝子レベルに問題があってもアトピーを発症しない人もいます。「体質」にプラスして、かゆみをもたらす環境因子が大きく関係すると言われています。

アトピーが増えた原因とは?

アトピーの患者数は、日本では1980年代の高度成長期にかけて一気に増加しました。世界で見てみると、1990年代から2000年代においては先進国に加えてアフリカや南米の一部の国で患者さんが増えており、それ以前に患者数が多かったアイルランド、ニュージーランド、イギリス、スウェーデンなどの一部の先進国では、反対に患者数が減少しており、注目されています。

以上の点から共通して見えてくることは、日本の1980年代の高度成長期とアフリカや南米の一部ではともに近代化、西洋化がすすめられ、そのことがアトピー性皮膚炎の発症に関係している可能性が高いということです。

都会化された住宅は気密性が高い ため、ダニやカビが発生しやすく、花粉もコンクリートに吸収されずに長くとどまり、人に付着しやすいのではないかと考えられています。そのためアレルゲンと接する機会が増えたことなどが、アトピーが増えた原因に関係しているのではないかと言われています。

アレルゲンについて

アレルゲンには、ダニや花粉、特定の食物などが挙げられます。これらは病院でアレルギー検査を受けることでスクリーニングもできますが、赤ちゃんのときに陽性であっても成長に伴って陰性に変わることも多く、あくまでひとつの目安に過ぎません。本当にアレルゲンに反応しているかどうかはチャレンジテストといって実際に体内に取り込んで反応を見る必要があります。

また、精神的ストレスや食事、睡眠などの生活環境も、環境因子として重要になってきます。親が子供にしてあげられることは、まず住環境を整えてあげること。そして身体に優しい食事を心がけること。このふたつは成長しても習慣として残ります。大人になってからアトピーがひどくなるとなかなか治らないケースが多いです。子供の頃からの習慣を大事にするよう心がけましょう。

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